2019.4.18

ウサギや卵のイメージがあるイースター(イエス・キリストが復活したことを祝う日)、2019年は4/21(日)です。

イースターの日曜日からさかのぼった木曜の夜。2019年は4月18日の夜が、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵で有名な「最後の晩餐」が行われた日です。

なぜ晩餐をしていたの?

イエス・キリストと弟子たちは、「過越の祭り」を祝うために食事をしていました。過越の祭りとは、旧約聖書の「出エジプト記」というところに登場します。ざっくり言うと、神さまが奴隷として扱われていたイスラエル人を、エジプトから助けてくれたことを思い出す祝いと言うことができます。この過越の祭りでは、羊を食べること、そして種を入れないパンを食べるよう、神さまは人々に命じました。それからずぅーっと、イエスの時代までイスラエル人たちは毎年この祭りを守り続けていたのです。

この絵はどこにあるの?

美術館! ではなく、実はイタリア、ミラノにある「サンタ・マリーア・デッレ・グラーツィェ修道院」の食堂の扉の上に描かれています。食堂ということは、湿気もあるし、絵にとっては決して良い環境とは言えません。それだけでなく、「生きのびた作品」と言われているのは、ナポレオンの時代にこの食堂は「馬小屋」として使われていたし、「大洪水」にもみまわれました。さらに第二次世界大戦の時に空爆を受け、屋根のない状態が続いたのにもかかわらず、奇跡的に残った作品だからです。

どういうシーンを描いているの?

「最後」というのは、イエスが十字架にかかる前、弟子たちと共に食事をした最後だったからです。1999年にこの絵が修復された時、中央のイエスの口が少し開いていることが判明しました。イエスは最後の晩餐で、沢山のことを語りましたが、絵に表されているのは大きく2つ。「ユダの裏切り」と「聖餐式」のことだと言えます。

ユダの裏切り

「あなたがのうちのひとりが、わたしを裏切ります。」イエスがこう言ったあと、「一体誰が裏切るんだ!? 」と弟子たちに動揺が走ります。その生き生きとしたシーンがこの絵から読み取ることができます。イエスの右の方では、「それは、私ですか!? 」と語ってそうですし、左の方ではペテロがヨハネに、「誰のことを言っているのか、知らせなさい。」と言っています。イエスを銀貨30枚で祭司長たちに売った裏切りのユダは、中央のイエスから左に3番目の人物。良く見ると、右手に銀貨入りの袋を持っているのがわかります。

聖餐式

イエスは、パンを「わたしのからだ」、杯を「わたしの契約の血」と言って弟子たちに配りました。一体どういう意味でしょう? おそらく席に着いていた弟子たちも「?」となっていたのではないでしょうか。冒頭で出てきた「過越の祭り」、これは羊とパンによって、民が奴隷から救われたことを祝う時でした。イエスはまさにこの日に、羊=わたしの血、パン=わたしのからだをもって、あなたたち人々を罪の奴隷から救うのだと語ったのです。それは最後の晩餐の翌日の十字架、日曜日の復活へと続いていくのでした。 今なお全世界の教会では、イエスの十字架と復活を思い起こすために「聖餐式」を行っているのですね。

Post Author: NOBU

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