年末年始の休みが明けると、慌ただしく仕事や学校が始まります。休みすぎたせいか、頑張ろうとしてもどこかやる気が起きないことはありませんか?
そこで今回は、「元気になれる」ゴスペルを3曲ご紹介します。
1.《It’s A Good Day》 by Kurt Carr
1曲目は、Kurt Carr (カート・カー)の曲《It’s A Good Day (イッツ・ア・グッド・ディ)》です。カートの曲は、ミュージカル調でドラマティックな曲が多い中、この曲はとてもシンプル。「ララララ♪」と聞きながら歌っていると体も自然に軽快になります。
“心配することはやめよう、変えることのできる力はないのだから。不平を言うことをやめて、その時間を神さまに感謝してみようよ。”
「自分の努力は大切。でも、自分が歯をくいしばってどれだけ頑張っても変えられない未来はある。だから今を感謝しよう」と呼びかけています。
“It’s a good day! 今日は素晴らしい日!
主が造ってくださった新しい一日!”
今日は素晴らしい日。それは、自分で「今日は良い日」と思い込もうということではありません。なぜ? それは、神さまが私たちのために備えてくださった一日だから。
ララララというメロディの背景には、そのような深い意味があるのですね。
2.《Better》 by Hezekiah Walker
2曲目は、Hezekiah Walker (ヘゼカイア・ウォーカー)の《Better(ベター)》という曲です。ゴスペルでよく見受けられる「転調」が、後半に繰り返されることが特徴です。「Better=より良くなるよ」と歌っているうち、その言葉が自分の心にすっと入ってきます。ゴスペルで言葉を繰り返すことが多いのは、その言葉を何度も噛み締めて歌っているからなのでしょう。
“賛美の気持ちをあなたの心の中に見つけて。
それをしっかり握りしめて放さないで。
夜には寒さが増しても、大丈夫だから。”
賛美の気持ちというのは、先ほどのカートの曲にも登場したように「神さまをたたえ感謝する気持ち」と言うことができます。自分の人生に不平を言って、自分の力でなんとかするのではなく、まず神さまに感謝しよう。そしてその気持ちを放さないで持ち続けようと歌います。夜の寒さというのは、困難とか試練の比喩として用いられているようです。
そしてコーラスでは、何度もこう歌います。
“そう Better=良くなっていくよ。
神の御手にあるのだから。”
Betterのプロモーションビデオは、NOBUが制作にたずさわり動画の中にNOBUも登場しています。是非探してみてください。
3.《Smile》 by Kirk Franklin
3曲目は、Kirk Franklin (カーク・フランクリン)の曲《Smile (スマイル)》です。曲名を聞いただけで、「にっこり」してしまいます。誰もが悲しい顔や怒った顔でいるより、笑顔でいたいものです。でもどうすれば笑顔になれるのでしょう。カークはその秘訣をこう続けて歌います。
“「オッオッオー! 笑っている方が良いよ!」
たくさん
神さまは必ず働かれる(最善をなされる)から。”
神さまが働く? 今一つピンと来ません。
そこで別の言い方にしてみました。
神さまは、寝ているわけではないよ。
神さまは、どこか遠くにいてあなたを知らないわけではないよ。
神さまは、あなたを何もすることができず呆然としているわけではないよ。
全てをご存知の神さまは、あなたのことを気にかけ続けている。
だから・・・
「オッオッオー! 苦しみを見続けることはもうやめよう!」
と歌っているのでしょう。
おわりに
この3曲に共通することが、2つありました。それは、「自分の力を横に置くこと」、「全てを支配している神さまにゆだねよう」ということです。
今日は職場や学校に行く気が起こらないなあというときもあります。そんなとき、是非この2つのことを思い巡らしながら、通勤・通学中に曲を聞いてみてはいかがでしょうか。